首位と4点差の通算28点は単独2位。
小斉平優和(こさいひら・ゆうわ)が、自身2度目の最終日最終組で逆転の初優勝に挑む。
前回は、そのシーズン初シード入りを果たした2020年の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」。
1差の単独2位から出て2オーバーと崩して6位タイに終わった。
「あのときは緊張していました」と悔恨する。
「でも明日は大丈夫かな…」と、自信を見せるのは、2022年にわずか1年で賞金シードを手放したあとから、堀尾コーチとスイングを構築し、メンタルトレーニングにも励んできたから。
単独トップでスタートしたこの日3日目も「もっとあたふたするかと思ったけど意外と平常心でした」と、効果を実感する。
前半3つのバーディでターンしながら後半は、10、13、16番と3つのボギーで3点を吐き出したが「前みたいに引きずらなかった」と成長を感じ、17番のパー5でみごと5メートルに2オン成功。
5点加点のイーグルはならなかったが、しっかり2点を取り戻して上がった。
「3日間でショットが一番良かったですし、焦らずにやれた」と、うなずく。
9番では奥から8メートルのバーディトライを沈めて、思わずガッツポーズがでた。
恥ずかしがり屋で、以前は取材時も声が小さく、よく聞き返されたりしたが、この日はホールアウト後のABEMAブースで「このコースは好きなコースです。ここで、チャンスもぎ取りたいなと思います」と、はっきりとV宣言した。
今季開幕戦「東建ホームメイトカップ」で大会2勝目を飾った金谷拓実(かなや・たくみ)と、第2戦の「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント」で通算2勝の桂川有人と、同学年の25歳。
また、先週の「中日クラウンズ」でツアー初優勝を飾った米澤蓮(よねざわ・れん)はひとつ年下。
「同年代の選手たちにすごく刺激を受けています」。
25歳が開幕から3戦連続で続けて勝つのは史上初。
youは(優和)何しに安中へ?
アンダー25の波に乗れ。